中近東音楽ワークショップ2015@鹿児島①〜③

中近東音楽ワークショップ2015@鹿児島①〜③

2015年1月17日(土)
①〜③の全てのWSに3人の講師が講師が、三枠にそれぞれ入り乱れて参加しながら多面的に講義をする事で、より充実、発展した内容になっていきます。

場所:かごしま県民交流センター 1F スタジオ調整室
時間:①アラブ音楽旋律の世界 15:30〜17:00
   ②アラブ音楽伝承の世界 17:15〜19:15
   ③アラブの音を実践  19:30〜21:30
料金:1コマー各4000円

お申し込み方法:
販売サイト
もしくは、arab.kagoshima☆gmail.com

①旋律の世界〜ウードの音色から読み解くアラブの音世界〜

講師:加藤 吉樹  15:30〜17:00
〜ウードの音色から読み解くアラブの音世界〜
アラブ音楽はマカームによって成立しています。幾多のマカームから代表的な数種を使い、ウードのタクシーム(即興演奏)を行います。ウードを単体で聴くことで各マカームの紡ぎ出す情調を感じ取り、自分の感性と音楽との距離を近づけていきましょう。また、加藤氏自身の楽曲を解説いただくことにより、中東音楽と日本文化の繋がりについて理解を深めます。

②伝承の世界-遊牧民からスーフィーまで-
講師:及川 景子  17:15〜19:15
〜アラブの音の根底に流れる精神世界〜
直近の文化だけでも千年を超える歴史を持つアラブの文化。昨今日本のメディアで目にする中近東の一面的なニュースの向こうには、多様で豊かな世界が広がります。その中で育まれ、長い時を経て今も人々の生活の中に息づく音文化。遊牧民達の古来変わらない営みや、イスラム神秘主義スーフィーの人々が行う音楽と踊りを通じての神との合一の儀式、民間療法的なザールなどを、映像や音源で紹介し、連綿と息づくアラブ文化を眺めます。そしてその向こうにつながる音楽の源流を眺望しながら、人々があらゆる分断と境界を超えて伝承してきたものへと、扉を開きます。

③音を身体に結びつける 19:30〜21:30
講師:加藤吉樹、牧瀬 敏
〜名曲Azizaを「知る」「聞く」「叩く」「踊る」ことで、アラブの音を五感を通じて身体に取り込む〜
名曲「Aziza」を題材に、それを構成するマカーム、テスリム、ハーネを解説します。また、アラブ音楽で使われる代表的なリズムをダラブッカ奏者の牧瀬氏とともに叩き、題材曲のリズムを身につけます。太鼓がある方は太鼓を、ない方は手と身体を使います。さらに、踊り手は、ダラブッカ、バイオリンの生演奏で心と身体の赴くままに踊ってみましょう。