【12/14(火)雨月物語】
明日は薩摩川内市、川内まごころ文学館、
物語の世界で踊ってまいります。
言葉や真心という大切な道具の使い方が分からず、何かをすることで、いや又はしないことで、傷付き、傷つけ肉体が崩壊する。肉体を失ってもなお、魂は彷徨い、想いを遂げんとするその様は生きる私たちに結びの言葉とはまた違ったメッセージを突きつけます。
時が経てば他の道もあったのにと分かるのです。どうしてでしょう、
その道しかなかったのでしょうか。
孤独に歩む苦しみの道はたとえ生命を失わず生きながらえ、ひとかどの者と成り上がろうとも、弱き自らの心に向き合い癒すことなく切り捨てた傷痕からは心が生霊のように彷徨い出づることもあるでしょう。
それは単に人の不実を道徳的に断じる向きには何の解もなく、人とは斯様に弱きものと自己にも他者にも認むるところから導きがあると考えます。
もしも誰かと共にその弱き自分を慈しみ生きる道を選べていたなら、その弱さ、そしてそれの転じた哀しみと憤怒の物語は強く温かい絆のお話へ変わっていたでしょうか。
雨月物語は怪談集ではありますが、普遍的な人の業のようなものを思わせるところが今もなお読まれ続けている所以なのかもしれません。
雨月物語を読んだことがある方も
読んだことがない方も
きっと楽しめる舞台です。
鹿児島クラシックギター協会の濱田 貴志さんの導きにより様々な社会から生まれた文化の融合が舞台で見られます。ぜひお越しください!
音楽と絵と朗読による
『雨月物語』
原作 上田秋成
朗読 浜本麗歌
音楽 桐めぐみ
音楽 濱田貴志
舞踏 madoka
絵 石神佑祐
題字 永井麗華
花装飾 笹野千津子(華道蒼仙流教授)
舞台装飾 富永剛(創作竹芸とみなが)
アートディレクション 木下賢也
主催 鹿児島クラシックギター協会
日程
2021年12月14日火曜日
18:00開場 18:30開演
場所 川内まごころ文学館 多目的映像ホール
料金 1500円
2021年12月21日火曜日
14:00 開場 14:30開演
場所 川商ホール(旧/鹿児島市民文化ホール)4階市民ホール
料金 2000円
両日ともに予約制となっております。
お問い合わせは
takhamada2003@yahoo.co.jp
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