熊本震災復興支援ライブ2days、第1日目〜その1〜はコチラ!
川尻神宮での熊本震災復興支援ライブ、
美しい夕焼けから、陽が落ち、熱気のこもる暗がりの中、
葉子先生のご挨拶から始まりました。
能楽堂を取り囲む、広場に置いたベンチは追加をしなければならないほど、
多くのお客様が足をお運び下さいました。
1曲目、2曲目と進み、
3曲目あたりでしたでしょうか、
ぽつぽつと雨が降り始め、
だんだんと強くなり、
野外に設置していたベンチにおすわりのお客様、そしてお手伝いの私達も
どうしようとたじろぐ中、
宮司さんの一声で、
能楽堂のひさしの下へベンチを持って移動。
雨は全く止む気配を見せず、
どんどんと激しく降り出し、
いよいよ、ひさしの下では足りなくなり、
宮司さんの更なる一声
「能楽堂の舞台に上がって見てください!濡れますから!」
と。
お客様は皆、一様に、そんなことしていいのだろうかと戸惑いがありましたが、
能楽堂の舞台に上がれるというのは珍しいことですからと、
お声かけしたところ、
少しずつ皆さんが上がり始め、
演者もお客様も、お手伝いも皆が舞台に上がるという
異例の事態に。
雨は愈々、豪雨となり降りしきり、
最後の曲『Lessa Fakir(あなたはまだ思っているの?)』という
過去の傷を乗り越えて、新しい未来を向いて歩いてゆくという解釈も
可能な歌の盛り上がり部分では
雷鳴が轟くという、天からの演出に一同感動の嵐となりました。
葉子先生はこの曲で、震災に見舞われた心の傷や実際の被害の状況を乗り越えて
熊本復興に取り組もうという想いを込めて踊られたそうです。
素晴らしい情感のこもった踊りに心打たれました。
神様が、
このライブに粋な演出をしてくださったのかもしれません。
忘れられない夜となりました。
madoka