原点回帰〜42年前の今日。産まれたのはすぐそこだった。

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桜島と踊る 撮影/野口英一

42年前、
私が産まれた場所が、
スタジオアルフレイラのすぐそばにあります。

私は父の仕事の転勤に伴い、
鹿児島市で産まれて5ヶ月後には長崎へ、
その後、関西、四国、鹿児島の南薩地域へ、
居を移しました。

生まれた場所がどこか、私は見たこともなく、
出来る友達ともいつかは別れる、
仲良くなると別れが辛い、
どこか人と深く関わらない、もとい関わってはいけない様な気がする
性格が身に付いてしまったような気がします。

そんな私ですが、
産まれた場所のそばで、ダンススタジオを持てていること。
とても不思議で、縁を感じています。

20年前、大学4回生進路を考えるとき、
ダンスを専門に学んで来たわけでもないのに、
踊りの仕事をしたい、、と思い、
そしてそれが叶い、今、このスタジオにいることが天の配剤としか思えません。

あのとき、
ダンスを仕事にするには子どもの頃から学んでいなければならないんだよと、
何度も何度も独り自分に言い聞かせて、
そんなことは無理なんだから他の仕事をしなければと振り払っても振り払っても、
どうしても断ち切れなかった。

それが20年の時を経て、
叶う時が来るとは。

鹿児島で中学、高校、短大と出て、全く愛着を持てずに、
絶対に鹿児島に戻ることはない、
京都に行けば、運命が変わる、
そのきっかけになる人に出会えるはずと信じて、飛び出した20歳の今日この日のことも忘れません。

あの頃、出逢った一人一人。
大学で出逢った皆さん、
京都の街の中で出逢った皆さん、
皆さんが見せてくれた背中、あたたかい笑顔、物事に向かう姿勢、
かけてくれた言葉、優しいもの、厳しいもの、全て。
私にとっては一つ一つが大切な宝物です。

20年前の今日も独り、自分の心の芯になることを持て余して、
心を引き離すことの出来ない人や物を抱えたまま、
鹿児島を帰る場所とも思うことが出来ず、
あの時は、どうしても京都を離れることが出来ませんでした。

今日は生まれた日。
ずっと見たことのなかった自分の生まれた場所を眺めながら
踊ります。

3月はベリーダンスを始めた記念の月でもあります。
2006年3月から初めて、今年で13年目。
この踊りとは深く関わっていくようです。
そして踊りを通して人と深く関わることも学んでいると思います。

体調管理をしっかりしなければ、なかなか続けるのが難しい年頃となりました。
遅咲きのダンサーですが、踊りが好きだという一念でここまできました。
ここは私の原点です。
ダンススタジオアルフレイラ、2023年6月まで、
大人から始めるダンスに本気で取り組む方とご一緒にたくさんの経験をして参りたいと思っています。
どうぞよろしくおねがいします。

読んでくださって、ありがとうございます。

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撮影/野口英一

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madoka 撮影/野口英一