2006年の3月、イラン人留学生Ninaのベリーダンスクラスに初めて参加した。
鹿児島大学の留学生会館、広間のようなところに鏡はなく、
夕暮れで少し影になったガラスに微かに写るNinaの姿を追って、
右に左にと身体を動かした。
周りは留学生ばかり、
最後に、さぁ、丸くなってと円になり、一人ずつ音楽に身体を乗せて踊りましょう!
と、Nina先生。
まだ何も知らない自分が踊れるとは思えず尻込みするも、
さすが、外国から来た女性たち。
一人ずつ出来ないなりに、順番に身体を動かして円の真ん中で踊る。
周りの皆も、手を叩いたり、一緒に踊ったりと楽しんでいる姿に倣って、
円の中心へと促された私も踊った。
不思議な思いだった。
自分の身体で出来ること、
何かの型にはまるのではなく、身体が自由に動けるところを動かすことを楽しむ。
確かあれは、3月の第2週目だったか、3週目だったか。
前の年の10月にNinaに出会って彼女がベリーダンスのクラスを始めようと思っている、
と言って、私はそれに行くわと答えてから半年経っていた。
初めてベリーダンスを見たのは、
彼女の口からベリーダンスという言葉を聞く何年も前、
高校生の頃、ホームステイで行ったカナダのバンクーバー。
ビクトリア島に2泊3日で行った旅行で入ったギリシア料理店だった。
グリーンの美しいビーズに彩られた衣装が震え、
フィンガーシンバルを鳴らしながら軽やかに舞う、
その踊りに見惚れるも、
遠い異国の踊りと思い、自分がしてみることは思いもつかなかった。
ホームステイの間、
バンクーバーのUBC(ブリティッシュコロンビア大学)の方々にたくさんお世話になり、
UBCに憧れをもった。
ベリーダンスを始めて10年目の今年、
2014年から取り組んでいるカナダ人ダンサーHadia先生のティーチャートレーニングは、
3年目を迎え、最後のLevel3を4月に受けることになっている。
Hadia先生はUBCの出身だと知ったときは、不思議と縁を感じた。
ここまで続けられるとは思いもしなかったけれど、
じっくり自分のペースで歩んで来れたことに感謝したい。。。
これからも、楽しんで踊ろう!
今ある自分の身体を心地よく動かすことで生まれる動きを大切にして。
そして、この気持ちをたくさんの方と一緒に共有出来ますように!
新たな気持ちで歩き出します。
madoka
※月のカレンダーは下記のサイトからスクリーンショットさせていただきました。
素敵なサイトです。
http://www.moonsystem.to/mooncal/mooncal.cgi