2021/11/14_亜羅毘亜の遊庭(第6回)へのおさそい

2015年から続けてきている『亜羅羅亜の遊庭』は第6回となりました。

毎回、踊りだけでなく、アラビア珈琲や珈琲占い、「千夜一夜物語」の詩の朗読、ウードやダルブッカ、サックスの方々との共演などさまざまな視点でベリーダンスを中心に視野を広げていく遊び空間のような企画を続けてまいりました。

今度は、ロックシンガーとしてこの夏に新しいアルバムも作られたぢゃんシーラカンス氏をゲストとしてお招きし、「抒情詩を味わう」をテーマに踊りと歌をお送りします。

ここだけの話ですが、(世界中に公開しといて、どこだけの話なのか?という疑問は置いておいて)おそらく私は少なくとも14年近く、ぢゃんシーラカンスとお名前を変える前の大竹秀信氏の頃からずっと氏のファンであります。特に、「ヤイサマ」という楽曲に衝撃を受け、ずっとこの曲で踊りたいと願い続けていました。このうたは、日本語とさる日本と同じ島に存在しながら長く異民族として扱われてきた方々の言語を使った歌です。その方々は九州の南端の山間のムラで生命を繋ぎ、ヤマト的な歴史を誇りとしてきた、日本に住む人々を単一民族と称して憚らない人々とはおそらく違う、自分の祖先とも何かしらのつながりのある方々ではないかと感じています。

歌っている言葉は分かりません。けれど感じる身体の奥から溢れ出るその一つ一つを表現できるとしたら、それは学びながらよちよちと赤子のようにアラビア語への理解へ歩み寄ろうとしている自分のオリエンタルダンスの表現へも繋がる道なのではないかと、大袈裟ながらそう考えているのです。

急なお誘いではありますが、よろしければぜひおいでください。

11/28(日)にはクラシックギター桐めぐみ氏とアンダルシア、ヨーロッパとイスラムの文化をテーマに踊りと演奏。12/18(土)には、まだ進行中の企画部分もありますが、私が2019~2020年、コロナ禍前から最中にずっと取り組んできた踊りと解説を行う公演の準備も進めております。2021年最後の最後ですが、ここまでなかなかご披露できなかった演目を出来る限りの力で皆様のお目にかけたく思っております。