公演後記の前に、やはりワークショップについてもぜひ触れておきたいです!
今回の「中近東音楽の夕べ~ベリーダンスとともに~Vol.2」(何度も書いていると題名が長いことに少し辟易。でも略称むずかしいですね。)では、もちろん音楽に関するワークショップ3コマが公演の翌日に行われました。
この3コマは、皆さんご存知!アラブバイオリニスト及川景子さん、そしてウード奏者加藤吉樹さん、ダラブッカ奏者牧瀬敏さんが約6時間、1コマずつ主軸になる方がいらっしゃりながらも、3人入り乱れて様々な角度から中近東音楽を分析し講義を行ってくださるという豪華なワークショップとなりました。
もしかして、日本初!かも?などと興奮しつつ、熱い1日となりました。
その様子を少しだけご紹介します!
1コマ目。
「旋律の世界~ウードの音色から読み解くアラブの音世界~」
ウードそのものの詳しいご紹介から、ご準備頂いた資料によるマカームの説明をほんわかした大阪弁で楽しくお話しくださいました。
みなさん、ウードをまじまじと覗き込んだり、マカームのたくさん書かれた五線譜と睨めっこしたり。
試しに買ってみたという調弦されてないウードをお持ちくださった男性は弦の数の違いにほほうとうなったり。
最後には、加藤さんが作曲された「蝉」という曲を解説とともにご披露くださいました。
きっとウードの音の魅力を改めて感じていただけたことと思います!
2コマ目。
「伝承の世界ー遊牧民からスーフィーまでー~アラブの音の根底に流れる精神世界~」
及川先生の濃厚な情報にどっぷりと浸かる2時間!
多くの踊り手の皆さん(エジプシャン、ターキッシュ、トライバル問わず)、また前日の公演を見て音楽に興味を持ったという女性、今後中近東音楽の楽器を演奏してみたいという男性もご参加くださいました。
資料、映像、そして語りと、まだまだ聞いていたいと思うその世界。
この公演とWSの前の週にエジプトから戻ったばかりという及川さんと加藤さんから撮れたてほやほやの貴重な動画もご紹介頂けました。ほんと、時間が足りませんでした!!
3コマ目。
「音を身体に結びつける ~名曲Azizaを「知る」「聞く」「叩く」「踊る」ことでアラブの音を五感を通じて身体に取り込む~」
題名のままです!名曲Azizaの映像の紹介、生演奏からリズムの可視化、メロディーをともに歌い、五感、、そうですね味覚が有りませんでした!次は、ぜひ何か少し食べながらやりましょう!なんて、ダラブッカを叩く人、Azizaを歌い踊る人、途中ダラブッカのドラムソロタイムもあり、講師の皆さん、参加者の皆さん、ヒートアップして汗だくで終わるというとても楽しい講義となりました!
ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました!
そして、素晴らしい講師の皆様にも感謝申し上げます!
また、今後も講師の皆さんと楽しく為になるワークショップを企画していきましょうね、とお話ししました。
これからもどうぞよろしくお願いします!