踊りはなんでも好き。
それだけでなく、古くからある、庶民の踊り。そして、女性の。
アンテナをいつも張っています^^
そこで、
立命館大学の鹿児島県校友会でいつもお世話になっている
徳島県出身の小池先輩から阿波踊りを習いました。
<経験から阿波踊り考>
我が家は父方が、農家の系譜。
母方は、数学教師の祖父、曾祖父も公務員だったり、技師だったりと勤め人の系譜。
父方にも母方にも、踊りを生業とする人はおそらく居なかったと思います。
けれど、父方の地域には太鼓踊りという地元の踊りがあり、
それは男性しか踊ることは出来ないのですが、
生活の中に踊りがあったと考えています。
自分が踊りたいと思う根源は何だろう、、と考える時、
父方の地域で踊られている太鼓踊りのことを思います。
ただ、男性しか踊ることが出来ない決まりであったことから、
地域に根ざした女性の踊りというのはないのだろうか、、、と
ずっと考えていましたので、
この阿波踊りに興味を持ちました。
踊ることが連綿と続いている文化であり、
「女踊り」が基本であり、
特別な地位の人々のものでなく、
全ての人が平等に楽しむことの出来る。
今、私には阿波踊りがそういう踊りのように感じられています。
<運動の側面から>
膝を上に、と習いました。
と、同時に右膝が上なら右手が前、
というように、ひねりがなく、進行方向へ片側ずつ体を動かします。
肩もねじりなく、一本の線の上を歩くように内腿を意識して膝をおろします。
これは古武道や剣道、最近では「ナンバ走り」などで有名になった飛脚の動き、
同じ方向の手足を同時に進行方向へ向ける方法です。
日本古来の体の動かし方であると言う方も居ます。
私は、あまりこういう言い方は好きじゃないんですが、
「日本」だけではないかもしれませんから、、
それは追々、研究するとして、、、
いわゆる軍隊行進の体の動かし方、
イメージ的に言うとビートルズの「Abby Road」のジャケット写真みたいな、、
手足の動かし方とは真逆。ということですね。
この動き方、頭で考えてやってみるととても違和感がありますが、
同じ方向の肩と骨盤を後ろにひいて、
少し体を前傾に、倒れるようにすると
反対の側面が勝手に前に出て来て、どんどん走れるようになります。
この走り方を見ていた他の参加者の方は、
街娘がお奉行さまのところに駆け込むような走り方だ!
と言っていました。
ウエスト部分のねじりがないので、例えば帯をしていたら、
帯が緩むことはないでしょう、、と
内臓のねじれがない分、身体への負担が軽く、
長く走れそうな感覚がしました。
これは一つ私にとっては、発見です。
そして、阿波踊りに戻ると
膝は上、手は前、
この状態で、2拍子の囃子に合わせて延々と進みます。
ほぼ、スクワット。
ぐっと息を止めて力を込めるとしなやかさが出ませんから、呼吸します。
身体をバネのように使います。
言うなれば、有酸素のスクワットです。
この日参加していた家具職人のてっちゃんさんは、
普段片足で立ったり、片足で自分を支えて靴下をはいたり出来ないそうなのですが、
阿波踊りを1時間踊った後には、履けるようになっていました。
そして、
「阿波体幹!できた!」とお喜び!
あながち冗談でもないと思います。
小池先輩は、阿波踊りの身体の使い方から
ゴルフのスイングに通じるなにかを発見したようでした。。。
阿波踊り、これは追求し甲斐があるのでは、、
と運動の側面からも考えていこうと思います。
ベリーダンスの練習にも役立ちそうな動きをてっちゃんさんがかつて愛好したという
ロカビリーダンスからもいただきました。
また今月中かもしくは来月の早い段階で、
阿波踊りの会を開催したいので、
ご興味の在る方はご一報下さい!
もちろんベリーダンスも♩
madoka