11月、文化の日は
初めて九州国立博物館へ行ってきました。
今回の特別展は『三国志展』
日本で学ぶ歴史の中では
弥生時代、卑弥呼の邪馬台国が
中国に存在した魏呉蜀の三国時代に
魏の国から金印を送られたとあります。
鹿児島の地理的状況や
人々の顔立ちや地域の文化を考えるとき
大和王朝成立以前、また神道の成立や仏教伝来以前の
日本、アジアについて興味が湧いてきます。
三国志はまさにそのような時代の中国を
歴史絵巻にした壮大な物語だそうですが
内容を完全に把握するのは大変な労力が必要と思います。
夫のダルブッカ奏者で陶器の太鼓『陶鼓』
を製作している木下賢也と一緒に観に行ったのは。
展示目録に記されていた
その名も『銅鼓』。
青銅製の太鼓。
海のシルクロードを行き交う民族がその時代に使用していた祭祀用と思われる太鼓だといいます。
大きさは直径約150cmはあろうかと思われる
打面が上面に位置し、胴体のシェイプは少しダルブッカやジャンベにも似通った形状に見えました。
馬やカエルの兵士の装飾が施され、全体が青銅で出来ています。
四方に耳のようなものがついており
もしかすると吊り下げていたのかもしれません。
いったいどんなどんな音がするのか?
聴いてみたいものです。
そして今回、
その当時の航海技術がインドや東南アジアから中国の沿岸部までもカバーすることのできるほどであったことがよく分かる展示でもあり
非常に興味深かったです。
九州国立博物館『三国志展』
2019年10月1日〜2020年1月5日
madoka